※注意事項※
当ページで紹介している方法を利用して発生した損害については
一切責任を負いかねます。
自己責任にておためしください。
自分の使用している記憶メディアがどのくらいの速度が出ているのか、気になったことはないでしょうか?
そんな時は手軽に利用できるフリーソフトCrystalDiskMarkがおすすめです。
CrystalDiskMarkは、ストレージの読み込みと書き込み速度をワンクリックで測定できる優れモノ。
例えば、HDDからSSDに交換したので読み書きの差を調べてみたいとか、USB3.0が対応しているのになぜかデータのやり取りが遅い・・・といったことに役に立ちます。
うまく活用することが出来れば、初期不良も発見できるようになるでしょう。
CrystalDiskMarkをダウンロードする
CrystalDiskMarkはひよひよ様が提供しているフリーソフトで以下の公式サイトからダウンロードすることができます。
エディションは2種類あります。
見た目が違うだけで性能には変化がないので好きな方をダウンロードして下さい。
形式はzipとexeの2種類から選んでダウンロードすることが出来ますが、手軽さからzip版がおすすめ。
zip版を利用すればインストール作業が不要で、解凍するだけですぐに利用できます。
万が一正常に起動しないのであれば、exe版をダウンロードしてインストールしてみましょう。
CrystalDiskMarkの使い方
Windowsのビット数によって起動するプログラムが違うため、注意が必要です。
パソコンのOSが32Bitの場合はDiskMark32を、64Bitの場合はDiskMark64をダブルクリックして起動します。
CrystalDiskMarkが起動したら、右上に接続している記録メディアを選択することが出来るので今回速度を測定したいメディアを選びます。
選んだら左側のAllボタンをクリックして、合計8種類(読み込み速度4回、書き込み速度4回)の測定が終わるまで待ちます。
基本的な操作方法はこれだけです。
あとは測定が終わるまで待つだけなのですが、より正確に測定するために途中でパソコンに触らないようにしましょう。
別データの読み書きをおこなってしまうと速度低下の原因にもなってしまうからです。
測定後の数値の見方について
縦の列は、見るだけでもある程度は理解することが出来ますね。左が読み込み速度、右が書き込み速度をあらわしている数値です。
単位はMB/sなので、1秒間で何MBのデータをやり取りしているのか示していることになります。
当然ながらこの数値が高ければ高いほど速いため、容量が大きいファイルやフォルダでも高速で転送処理が可能になっていきます。
ゲームのロード画面や、パソコンの起動時間などに特にこだわりを持っている場合は新しい記録メディアを購入するにあたっての目安となるのです。
問題は横の列、よくわからない英数字が並んでいる4つの列がありますよね。
これは、連続した領域(seq)への書き込みの場合とランダムな領域(4K)に書き込んだ場合の速度をあらわしている項目です。
下のQはマルチキュー、Tはマルチスレッドのことで、どちらも複数の処理を行うために必要な機能となるためこれらの数値が低くても速度が高くないと、読み書きの速度は早くなりません。
特に、ハードディスクはディスクを回転させているので断片化が起きやすくランダムアクセス性能の高さが非常に重要になってきます。
SSDは記憶メモリを扱っているのでほとんどの場合はランダムアクセスも高速、記録メディアとしてはハードディスクよりもデータのやり取りに適しているというわけです。
CrystalDiskMarkの結果はパソコンの性能や空き容量、読み書きする場所によって変わるため正確な数値を測定することは難しいですが新しい記録メディアに乗り換えるときに非常に参考になると思います。
非常にシンプルでとても使いやすいフリーソフトなので、自分の環境がどれくらいスピードが出ているのか知りたい時にでも利用しましょう。
ただし、速度を測定する場合はテストデータを書き込むため、寿命が縮んでいきます。
相当な回数こなさなければ問題ないとは思いますが、特にSSDは書き込みに上限があるため注意が必要です。