ウイルスソフトには無料版、有料版と種類がたくさんあり価格もバラバラなので迷ってしまいがち。
無料版や低価格で提供しているウイルスソフトに関しては、特に短所が目立つため注意して運用していかなければならないのです。
私自身、とにかくコストパフォーマンスに優れたウイルスセキュリティZEROを使用していたのですが気が付かないうちにウイルスに感染していたという体験談もあります。
なので、ウイルスソフトは出来る限り価格で選ばずに性能で選んでほしいわけなのですが、どうしても購入できないという事情もありますよね。
そこで今回は、複数のウイルスソフトを使用して欠点を克服する方法を紹介していきたいと思います。
パソコンをウイルスから守るためにはウイルスソフトが必須
パソコンを使用していくにあたってウイルスソフトをインストールするということは必ず必要な作業です。
ただし、ウイルスソフトをインストールしたからといって油断してはいけません。
ウイルスや悪意のあるプログラムは日々進化し続けるという厄介な特性を持っているのですから、絶対に安全とは言い切れないのです。
使用しているウイルスソフトでは検知できないが、他社の製品なら検知できるといったこともたびたびあります。
いくら高性能をうたっているウイルスソフトでも、人が作っている以上セキュリティに100%というのはありえないというのが現状。
そこで思い浮かぶ方法として2つのウイルスソフトを利用するとことがあげられます。
実例 ウイルスソフトを導入していてもウイルスに感染していた
ウイルスセキュリティZEROは低価格帯では代表的なウイルスソフトです。
しかしセキュリティ性能がイマイチなので、気が付いたらパソコンに悪意のあるウイルスが侵入してしまうという体験をしてしまいました。
侵入されてしまったということは、ウイルスセキュリティが問題ないプログラムとして認識してしまっているのでウイルス検査をしても見つからないということになります。
ここでMalwareByteというウイルスソフトの検索機能を使ってみたところ、ウイルスセキュリティZEROでは見つけられなかったウイルスがたくさん検出されたのです。
MalwareByteを利用し続けるのもいいが、体験版なので期限が切れてしまうとウイルスソフト本来の性能が制限されてしまう。(ウイルスを検索して駆除することは可)
仮に使い続けるとしても検知能力が高くウイルスソフトの中でも優秀な反面、動作が重めでパソコンにも負担がかかるという欠点があります。
以降、通常利用時はウイルスセキュリティZEROを使用してウイルス検査をするときだけMalwareByteを起動してスキャンするといった方法をとることにしたのです。
機能が制限されているウイルスソフトをうまく活用する
体験版のウイルスソフトは試用期限が切れてしまうと完全に機能しなくなる場合か一部の機能が無効になる場合があります。
MalwareByteは後者の方で、30日が過ぎるとほぼ全ての機能が無効化されてしまいますが、スキャン機能は継続して使用することができます。
つまり、スキャンが弱いウイルスソフトを使用している場合、スキャンのみの目的でMalwareByteをインストールしておけば弱点を補うことが可能になるというわけです。
性能が低いコストパフォーマンス重視のウイルスソフトを使用している方はぜひ、体験版のウイルスソフトも同時に活用してみてください。
ウイルスソフトを複数利用する際のデメリット
大きな欠点としてウイルスソフト同士が干渉してしまうと、パソコンが極端に重くなったり動作がおかしくなってしまう場合もあります。
スキャンとして使用するウイルスソフトは自動的に起動しないようにあらかじめ設定することで、干渉を回避することは出来ますが100%ではないので注意。
また、今回紹介した方法はすでに感染してしまったウイルスを駆除する方法です。
未然にウイルスによる感染を防ぎたい場合は、この方法は使用することが出来ないため素直に高性能なウイルスソフトを購入するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
期限が切れてしまったウイルスソフトでも、完全に利用できないというわけではなく一部の機能は使うことができるのです。
基本的にウイルスソフトを複数インストールすることはタブーとされていますが、問題ない場合もあるため、うまく複数のウイルスソフトを使用することで高性能なウイルスソフトと同等の性能になるかもしれません。