今回購入したのは、パソコン工房が販売しているSTYLE∞NシリーズBTOノートパソコンSTYLE-15FH050-i5-UCEVI。
ゲーム用デスクトップも所持しておりノートパソコンを購入する予定はなかったのだが、最新Corei5CPUによる低消費電力、価格の安さがきっかけとなり12月末に勢いで購入してしまった。
パソコン工房というと一時期評判の悪さがあった会社であるが、それは昔の話。
現在はサービスの質が大幅に改善されており、他のメーカーのノートパソコンにも負けない勢いで注目を浴びてきている。
実際にパソコン工房のノートパソコンSTYLE-15FH050-i5-UCEVIに1ヶ月間触れた感想を紹介していきたいと思う。
目次
パソコン工房でノートパソコンを購入する利点
ノートパソコンの有名所では、NECや東芝、といった代表的なメーカー。
これらのメーカーでノートパソコンを購入すれば、性能の高さに見合わない軽量設計や本体の作りの良さに魅了されるだろう。
また海外のメーカーであればLenovo、HPがあげられる。
海外で生産されるノートパソコンは非常にコストパフォーマンスが非常に高く、日本よりも新しいCPUを搭載した物もいち早く販売しているため有名であり大変人気である。
もちろんパソコン工房のノートパソコンも上記のメーカーに負けないメリットがあるので、良いと思ったところをピックアップしてみる。
スペック
液晶 15.6インチ フルHD(1920×1080)
CPU Corei5 10210U 4コア8スレッド
メモリ DDR4-2666 S.O.DIMM 4GB×2
ストレージ M.2SSD512GB、2.5インチHDD1TB
無線LAN 最新IEEE802.11 ax対応Wifi6
重さ 約2.06Kg
サイズ 横361mm×縦256mm×高さ32mm
※外部接続インターフェースの詳細は後述
消費電力と処理性能のバランスが良い10世代IntelCPU
このシリーズで魅力的な点は何といっても新しい10世代CPUを使用しているところだろう。
往来の8世代CPUと比べて、消費電力はそのままに性能を底上げさせたCPUであるため発熱が少なくよりヘビーな使い方をすることも可能となった。
最近ではCPUとしての性能が上がりグラフィック性能もそこそこある第2世代のRyzenシリーズのノートパソコンが人気が出ているが、電力効率という点ではIntelCPUはとても魅力的であると思う。
今回購入したのはCorei5 10210Uを搭載したノートパソコンであるが、他にもCorei3 10110UとCorei7 10510Uのラインナップから選択出来る。
どのCPUもCPUスコア以外の変化はほとんど見られないため、マルチタスクの利用頻度や用途によって選んでいくと良い。
Corei3 10110U・・・文章作成、画像編集など簡単な作業をこなしていく方向け
Corei5 10210U・・・動画観覧、軽いPCゲームなどそこそこ負担がある方向け
Corei7 10510U・・・マルチタスク、変換処理など高負担な作業向け
純粋に性能がアップした10110U、10210U、10510Uはいずれもグラフィックの処理能力に変化はほとんど見られないため重めのゲームには適していないが、通常の仕事用途であれば全く問題ない働きをみせてくれるだろう。
日本で作成されるBTOパソコンなので安心
パソコン工房のiiyamaPCは全て国内で製造されているため、サポートも期待でき初期不良にも迅速に対応してくれる。
確かに海外のLenovoやHPとは価格、性能共に劣ってしまうが、送り返すのも面倒で作りの質が悪い場合もある。
日本で製造されているということが、何よりもiiyamaPCの強みであり購入時に安心できるきっかけのひとつとなっている。
充実したパソコンのカスタマイズメニュー
iiyamaのノートパソコンは自作パソコンのように様々なカスタマイズが可能。
内容としては、メモリ、SSDの容量増加や増設、HDDの追加、より冷えやすいグリスの変更など幅が広く自分だけのノートパソコンを注文することができる。
これらの内容は人によっては自分で換装出来るものばかりであるが、保証の関係もあるため非常にありがたい仕様となっている。
さらにはOSなしにすることも可能だ。
このカスタマイズはOSを所持していて自分でインストールできるという人にとっては価格も安くなり満足できるだろう。
天板のロゴをなしにすることもできる。
よりシンプルなパソコンを購入したい人におすすめなカスタマイズである。
低発熱で動作音はとても静か
驚くべきは下記のような設定にして仕事すると、ファンの回転が少なく静かな環境で仕事が出来てしまっていることだ。
電源プラン・・・バランス
電源モード・・・バッテリー節約機能の場合
一定の温度になると自動的にファンが回転して冷やしてくれるセミファンレス仕様なので、使い方によっては全く起動音がなく集中できる。
さすがに、電源プランを高パフォーマンスにして重めのゲームをバリバリ動かせばファンはフル回転するが特に気になることはなかった。
価格が安くコストパフォーマンスが高い
iiyamaのノートパソコンはパーツのカスタマイズや性能が良いにも関わらず、価格が比較的安く抑えられているのが魅力的だ。
特に今回購入したノートパソコンはM.2SSD512GB、HHD1TB、メモリ8GBでグリスのカスタマイズをしたにも関わらず10万円以下に抑えることができた。
2020年1月現在では、Intel10世代CPUを搭載した日本製ノートパソコンの中では価格がずば抜けて安いです。
日本製のノートパソコンでは、セールがあったとしてもここまで安いものはなかなかみつからない。
液晶パネルの種類は記載されていないため不明ではあるが、IPSパネルである可能性が高い。(完璧な断言はできないが、質が悪い液晶とは思えない)
価格が安いからといって手を抜いたノートパソコンではないので、安心して購入することが出来る。
余談ではあるが、ノートパソコンの裏面を見てみるとネジを外してフタを開けるだけで簡単にSSDやメモリにアクセスすることが出来そうだ。
ただし、フタを開けてしまうと保証の対象外となるようなことが説明書に記載されていたので推奨はすることが出来ない。
自身があるのであれば、パーツの種類を全て最小限に抑えて低価格でノートパソコンを購入し、自分で交換すればさらにコストパフォーマンスを抑えられる。
多彩なインターフェース
外部端子は充実しており、様々な使い方を実現させることが出来る。
・USB 2.0×2
・USB 3.0
・USB 3.1(Type-C)
・D-sub15ピン
・HDMI
・マイク及びヘッドホン端子
・SDカードスロット
・DVDドライブ
さらには、Power Deliveryの高速充電や最新のWiFi規格であるaxに対応したWi-Fi6も搭載されている贅沢仕様だ。
最新・第10世代インテルCoreプロセッサー搭載ノートパソコンをパソコン工房でチェックしてみる
STYLE-15FH050-i5-UCEVIの気になったところ
上記のように優れたノートパソコンであることはわかるが、気になった点もいくつかあった。
タッチパッドの絶妙な位置
これは個人的なことかもしれないが、タッチパッドの大きさが大きく左寄りなのでキーを入力する際は手を浮かせて入力する必要がある。
自分の場合デスクトップキーボードのアームレストには手のひらをつけてタイピングしてきたので、どうしても親指あたりがタッチパッドに触れてしまい度々暴走していた。
しかし、タッチパッドの無効化はショートカットキーで簡単にできるのでそこまで問題ではないと思う。
SSD、HDDの種類は運しだいである
SSDの場合、記載されている情報によるとIntel、Crucial、Micron、PLEXTOR、SAMSUNG、WesternDigitalの中からランダムに選択されるらしい。
当方が購入したパソコンはHDDがSeagate、M.2SSDがCrucialであった。
どちらもだいぶ前に発売された商品だ。
ノートパソコンの価格が価格だけにあまり贅沢は言えないが、売れ残りを搭載されているような感じがして残念だった。
とはいえ、一年以上の利用でも正常に動作しているためとても満足です。
M.2、SSDはSAMSUNGかWesternDigitalが搭載されていれば大当たりだと思う。
SDカードがはみ出た形になる
スロットの仕様上SDカードを刺した状態だとノートパソコンから少しはみ出てしまう形になる。
普段の使い方では特に問題はないが、引っかかって壊れてしまうイメージがあるため少し残念だ。
最新・第10世代インテルCoreプロセッサー搭載ノートパソコンをパソコン工房でチェックしてみる
iiyamaノートパソコンはオーソドックスで使いやすかった
ノートパソコンを購入したのは久しぶりで、あまりの出来の良さに正直驚いた。
これから新しいCPUを搭載したノートパソコンが発売されていくことになるが、今回購入したノートパソコンは長く使い続けていくことはできそうだと思う。
仕事用途であれば性能のバランスが良くおすすめできる。
また、最大周波数は となっているため多少重い処理であってもこなすことが出来るのが今回のノートパソコンの特徴だ。
日本製であることとノートパソコンの価格にこだわり、カスタマイズをしたノートパソコンが欲しい!
と、思っている方はこの機会に最新のiiyamaを購入してみるのがいいかもしれない。