パソコンのセキュリティ対策をするといわれたらウイルスソフトが思い浮かびますよね。
ではファイアウォールはどうでしょう。
セキュリティの項目にそれらしきものがあったような気がしますが違いがよくわからない方もいるのではないでしょうか?
実は、ファイアウォールを有効にすることもセキュリティ対策を徹底的に行うためには欠かせないことなのです。
ファイアウォールとウイルスソフトには大きな違いがあり、出来ることと出来ないことが大きく異なります。
しっかり特性を理解して、片方だけ使用しているという状態はないようにしておきたいですね。
今回は、ファイアウォールとウイルスソフトの違いについてまとめていきたいと思います。
ファイアウォールの役割とは
ファイアウォール、すなわち防火壁という意味を持っていますがパソコンとしての役割は不正アクセスを遮断するために使用されます。
ファイアウォールをインターネットに接続する際、有効にしておけば外部から自分のパソコンに接続されてしまうことによる情報流出やデータの損失を防ぐことが出来るようになります。
ターゲットとなるパソコンがネットワークに接続さえしていればどんなに遠くにあるパソコンにもネットワークを通して簡単にアクセスすることが出来るため常に監視したりすることも出来てしまうのです。
ファイアウォールを無効化した状態でネットサーフを行った日には、サイトの観覧履歴から入力した情報まで見せているような状態になってしまいます。
これは、とても気持ち悪いですよね。
しかも前兆や侵入された形跡はよほどパソコンに精通している方でないと見つけるのが難しいため気が付かない場合が多いというのが現状。
穴だらけの家に住んでいるのと同じですから、どんな時でもファイアウォールは必ず有効にしておかなければならないのです。
ウイルスソフトの役割とは
ファイアウォールが外部からの通信を遮断する性能を持っているのに対して、ウイルスソフトは内部からの不正を防ぐ役割を持っています。
例えば、受信されてくるメールはパソコン自体に通信するわけではなくメールを送受信しているサーバーで管理しているためファイアウォールによって不正ファイルを検知することが出来ません。
ウイルスソフトは上記のようにメールに添付している怪しいファイルやシステムに侵入しようとすることを検知することで、データの改変をされる前に駆除してくれるわけです。
また、フィッシング詐欺も外部からのアクセスではないためウイルスソフトがサイトの状態確認してアクセスできないようにしてくれます。
ファイアウォールとウイルスソフトの違いをまとめてみる
それぞれのセキュリティ対策がどのようなことをするのかをまとめてみましょう。
違いは通信されようとしているのか、すでにウイルス付きのプログラムがパソコンに存在するのかで分けることが出来ます。
実際に不正なアクセスを実行して攻撃しようとしている場合はファイアウォール、受信またはダウンロードしたファイルに悪意のあるプログラムをユーザーが起動してしまった場合はウイルスソフトが役に立つのです。
セキュリティ対策を万全にするならば、どちらも欠けてはいけません。
パソコンの動作が重いからという理由で、むやみに無効化したりアンインストールしないようにしましょう。
ファイアウォールはどうやって入手するの?
ほとんどの場合ファイアウォールは購入やインストールはしなくて良いはず。
なぜなら、現在販売されているウイルスソフトのほとんどにファイアウォールの機能が搭載されているからです。
大手会社が販売しているのであればほぼ間違いなくファイアウォールも使えるようになっています。
まれにファイアウォールが未実装なウイルスソフトもありますよね。
その場合でもわざわざファイアウォール付のウイルスソフトを購入する必要もありません。
ファイアウォールはWindowsにプリインストールされているため最低限の対策は出来るからです。
気になる方は購入するウイルスソフトにファイアウォールが搭載しているのか事前に確認しておくと安心ですね。
ウイルスソフトとファイアウォールはどちらも必ず有効にしておこう
どちらか一方が無効になった状態でネットサーフをしてしまった日には、個人情報が抜かれれたりデータを改変されたりして大変なことになります。
特にウイルスやハックについて知らない初心者ほど狙われやすいので、より注意しなければなりません。
正しいセキュリティ対策をして安全にインターネットを利用しましょう。